PAST(Practical Algorithm Skill Test：アルゴリズム実技検定）とは？
PAST（アルゴリズム実技検定）とは、AtCoder株式会社が提供しているプログラミング（アルゴリズム）スキルを可視化する検定です。
PTSTでは、試験の点数により、５段階でランクを認定します。
※AtCoder株式会社は、世界最大級の競技プログラミングコンテストサイト『AtCoder（https://atcoder.jp/）』を運営しています。
第一回の認定試験は、2019年12月14日に開催されました。
ランクは、
40-59点：初級
60-79点：中級
80-89点：上級
90-100点エキスパート
となっています。
90点以上でエキスパートです。
プログラミング経験のある方は、チャレンジしてみる価値はあると思います。
PAST「アルゴリズム実技検定」第1回実施概要
【試験名称】アルゴリズム実技検定 (PAST)
【開催日時】2019年12月14日（土）13:00〜（5時間）
【受験費用】一般：8,800円/人（税込）
団体受験（30名以上）：7,040円/人（税込）
団体受験（100名以上）：6,160円/人（税込）
【受験方法】オンライン受験／AtCoderIDを使用し、自宅・職場など場所を選ばず受験可能
【申込URL】 AtCoder アルゴリズム実技検定 https://past.atcoder.jp
【主催・運営】 株式会社AtCoder
PAST（アルゴリズム実技検定）の検定内容とは？
PASTの検定内容は大きく３つに分かれます。
１．実践型
紙での筆記試験とは異なり、実際にプログラムを書き、実行する内容です。
２．言語
AtCoderで扱っている全てのプログラミング言語が利用できます。
対象言語：
C++、Bash、C、C#、D、Fortran、Go、Haskell、Java、JavaScript、OCaml、Pascal、Perl。PHP、Python、Ruby、Scala、Scheme、Text、VB、Objectiv-C、Swift、Rust、Sed、Awk、Brainfuck、Standard ML、PyPy、Crystal、F#、Unlambda、Lua、LuaJIT、MoonScript、Ceylon、Julia、Octave、Nim、TypeScript、Perl、Kotlin、PHP
３．論理思考能力
言語の使い方やツールの使い方ではなく、プログラムを効率的にロジカルに実施するための論路思考能力を測定する内容です。
PAST（アルゴリズム実技検定）が注目される理由とは？
ITエンジニアの試験は、
国家試験
ベンダー試験
など、どちらかというと、知識を問う試験が多い傾向です。
それに対し、
PASTは、プログラミングスキルの中でも根幹となるアルゴリズムのコーディングスキルが問われます。
かなり、実践的な内容になっています。
今、企業では、国家資格、ベンダー資格を取得していると、毎月資格手当がもらえる会社もありますが、将来的には、PASTも加わる可能性は高いと思います。
なぜなら、企業が求めているのは、
知識だけではなく、実践として対応できるかどうか
も大事だからです。
もし、今まで、知識系の資格は得意でなかった方は、PAST試験を受けてみましょう。
将来的に、別の視点から評価してもらえるはずですよ。
PAST（アルゴリズム実技検定）の認定制度
PASTは、5段階による公式認定がされます。
自分が今、どのレベルにあるのか、アルゴリズムの技量として、どの位置にあるのかプログラミングスキルが分かります。
企業側からすると、ソフトウエアエンジニアを採用するにあたって、
・読解力
・思考力
・コーディング力
がどれ位あるのか、判断する材料になります。
もちろん、過去の実績、経験は採用の判断材料の一つになりますが、公的資格という意味では、別の観点から採用基準の１つになるのではないでしょうか。
特に、転職する場合は、
・業界知識
・実践的なソフトウエア技術
の２つが必要になってきます。
業界知識は、ある程度、慣れや経験で賄うことが出来ますが、
実践的なソフトウエア技術は、今までは評価する指標が多くありません。
その中で、このような資格を持っておくと、企業側も採用し易くなるでしょう。
PAST（アルゴリズム実技検定）の有効期限は？
PASTの有効期限は、２年です。
アルゴリズムそのものは、将来にわたって大きく変わることはありませんが、機器の進化等によって、プログラミングスキルを活用する環境は変化していくため、有効期限があるようです。
PAST（アルゴリズム実技検定）を取得するメリットとは？
PASTは、ITエンジニアにとっては、新たな指標の１つになります。
また、企業側からすると、プログラミング能力を図る上での判断材料になるでしょう。
その意味からも、メリットは、
１．企業へPRすることができる。
２．転職活動に活かせる
３．収入を上げるネタになる。
４．専門的な仕事がもらえるようになる
５．自分のスキルアップの指標になる
といった点が挙げられます。
ぜひ、自分の可能性や目指すべき方向に活用していきたい資格ですね。
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