ストレスで湿疹
自分では気づかないのに、仕事上のストレスが原因で湿疹が出ることは良くあります。
人によっては、湿疹ではなく、頭痛や耳鳴りなど症状は違いますが、仕事上の何かが引き金となって体が反応することはあるんです。
例えば、仕事で、以下のようなことはないでしょうか。
・最近、仕事が忙しくなった。
・対人関係が悪くなっている。
・仕事に投げやりな気持ちがある。
・仕事でミスがあった。
・成果が良くない。
・周囲から評価されていないのではないか?
・頭に気がかりな心配が残っている。
・仕事に集中できない。
・イライラや不安がある。
仕事のストレス
仕事は、1日の生活の中で占める割合も大きいですよね。その中で、毎日何かしらの感情が沸き起こっています。緊急なトラブル、障害が発生すれば、それを修復する作業もありますし、上司や周囲の関係者とも調整しながらやっていかなければなりません。
これが、長時間労働などが入ってくると、体も疲労が溜まり、感情もネガティブな考え方に変わっていくこともあります。以下は、厚生労働省が発表している仕事により精神障害になった出来事です。一部を抜粋します。
会社の経営に影響するなどの重大な仕事上のミスをした
会社で起きた事故、事件について責任を問われた
自分の関係する仕事で多額の損失が生じた
業務に関連し、違法行為を強要された
達成困難のノルマが課された
ノルマが達成できなかった
新規事業の担当になった。会社の立て直しの担当になった。
顧客や取引先から無理な注文を受けた
顧客や取引先からクレームを受けた
大きな説明会や公式の場で発表を強いられた
上司が不在になることにより、その代行を任された
仕事の内容・仕事量の大きな変化を生じさせる出来事があった
1ヶ月に80時間以上の時間外労働を行った。
2週間以上に渡って、連続勤務をおこなった
勤務形態に変化があった
仕事のペース、活動の変化があった
嫌がらせ、いじめ、または暴行を受けた
上司とトラブルがあった
同僚とのトラブルがあった
部下とのトラブルがあった
理解してくれた人の異動があった
上司が替わった
同僚等の昇進・昇格があり、昇進で先を越された
引用元:厚生労働省 精神障害者の出来事別決定及び支給決定件数一覧
このように、精神障害だけでも、仕事の失敗、責任、仕事量、人間関係など多岐にわたるストレスが原因になっています。特に、慣れない仕事環境や自分に合っていない仕事の場合は、なおさらストレスは溜まることでしょう。
ストレスを回避するには?
湿疹が仕事上のストレスの場合、なるべくストレスを解消した方が良いですよね。ただ、ストレスを解消することは分っても、実際にどのようにストレスを解消したら良いのか分からないのではないでしょうか。
ストレス解消は、仕事以外の趣味に気持ちを分散しながら、気分転換を図る方法もあります。ただ、これは一時的なストレス解消にはなるかもしれませんが、長くは続きません。
なぜなら、趣味よりも、仕事の時間の方が圧倒的に長く、仕事のストレスからは解放されないからです。また、仕事で心身共に疲れ切ってしまうと、趣味どころか、休日も寝て過ごすようになってしまいます。
なので、ストレスは、仕事の中で対処する必要があるんです。では、どのようにして対処すれば良いか?ですが、1つは、仕事を通じて、自分が信頼されるようになることです。
信頼されるためには、人がやりたくないことや、避けることを自分でカバーしなければなりません。正直、自分も逃げたくなります。ただ、そんな小さなことを積み重ねていくと、自分に自信が生まれてきます。
自信は、ストレスを軽減してくれるんです。
自分の仕事探し
仕事に自信がつくと、ストレスがだいぶ解消されます。同じ出来事があっても、受けるダメージが少なくなります。ただ、その根底にあるのは、その仕事や職場が自分に合っている必要があります。
私も、数多くの職場を渡り歩いてきましたが、自分に合わない、どうにもならない職場環境というのは、存在します。そんな職場で働いていると、ほぼ何等かの病気になります。
自分は、湿疹と肺炎になりました。その職場では、信頼されるような仕事をやる前に、ストレスで潰れました。こればかりは職場によります。なので、湿疹が仕事に起因するものなら、将来的に必ずしも1つの職場で働く必要はありません。
人それぞれ、自分に合った職場を見つけて、そこで切磋琢磨した方が結果的は、変わります。つまり、自分が活かせる職場を見つけることが、自分の体を守ることにもつながるのです。