参考仕事を辞めたい。家族がいる場合は?【成功し応援される転職がコレ!】
過労死。「KAROSHI」は今や英語圏でも通用する世界共通語にもなっています。(Oxford English Dictionary Onlineの辞書にも登録されています。)いかに、世界からみた日本の働き方が異質に見えているか分かりますでしょうか。
小学校1年生(マーくん)の夢
「大きくなったら僕は博士になりたい。そしてドラえもんに出てくるようなタイムマシンをつくる。」~略~
「ぼくはタイムマシンにのって、お父さんの死んでしまう前の日に行く。そして「仕事い行ったらあかん」ていうんや」
マー君が幼稚園に通っていた2000年3月、和歌山県内の自治体職員だった父(当時46歳)は、自ら命を絶った。
引用元:タイムマシンでお父さんに会いたい 朝日新聞社
生きる大切さ・・・言葉になりません。
国をあてにしない
旦那が過労死しそう・・。心配で夜、眠ることもままならないといったことはないでしょうか。もし、一家の大黒柱が体調を崩してしまった場合を考えてみてください。しかしたら、労災補償を思い浮かべるかもしれません。以下は、既に脳・心臓病になってしまった方が労災補償が支給された数です。赤色の箇所を見てください。
出典元:厚生労働省 脳・心臓疾患の労災補償状況
支給決定件数:国が支給を認めた数
※決定件数は、国が当該年度内に業務上又は業務外の決定を行った件数。
平成25年は、労災の認定率44.8%です。半分以上は、請求を却下されています。実際には、業務上であることを証明することがいかに困難か分かりますでしょうか。
精神障害の労災認定率31.2%の現実
先ほどは、脳・心臓疾患のケースですが、精神障害の場合を見てみましょう。こちらも赤色の〇を見てください。
請求件数:1515件
支給決定件数:472件
です。労災の認定率は、31.1%です。
脳・心臓病の44%より更に低い数値です。精神障害であるうつ病などの発症が起こった場合、さらに業務が原因だったことを証明することが難しいか分ると思います。
出典元:厚生労働省 精神障害の年齢別請求、決定及び支給決定件数
1日に6.3人が亡くなっている
日本では、勤務を原因とする自殺者数が毎年2,000名を超えています。平成25年は、2,323名の方が亡くなっています。1日に6.3人が自殺している計算になります。以下、厚生労働省で発表している自殺者数の推移です。
この人数をみても分る通り、亡くなっている方の人数と、労災で亡くなっている方の人数に大きな隔たりがあります。現実には、労災の請求すら出来ずに、泣き寝入りしている方が多くいることが想像できるかと思います。
平成26年に過労死等防止対策促進法ができました。素晴らしい法律だと思います。ただ、まだ実際には、数値を見る限り、大きな変化はみえません。これからかもしれません。ここからは、心配になったらすべき3つのこと!をお伝えしていきます。
心配になったらすべき3つのこと!
向き合うのは会社ではなく夫
夫が過労死しそうな程、激務で体調不良を感じたら、まずは生活環境を変える必要があります。どうしても、私達は、原因探しから始めてしまいがちです。会社の体制や人に意見を求めてしまうことです。
でも、今、すぐに向き合わなければならないのは、原因ではなく、夫です。行くべきは、医師に相談でしょう。
病院は、精神科、脳・心臓検査ドックを探しましょう。
夫にとって、一番影響のある人は誰でしょう?夫のご両親でしょうか、妻であるあなたでしょうか。お子様でしょうか。一番影響の与えられる方から、旦那さんに伝えてあげましょう。
医師の診断の結果、精神疾患と診断された場合は、傷病手当金もでます。また、転職する場合は、一般枠で求人募集するのではなく、障害者雇用枠で今は働くことができます。(法改正があり、身体障害者以外に精神障害者が新に含まれることになりました。)
障害者雇用が必須な会社は、大手企業がほとんどなので、給料も決して低くありません。ぜひ、活用してください!
失業の不安は二の次
会社を辞めたら、給料はどうなるのか?住宅ローンはどうするのか?子育てに掛かる費用はどうするのか?考えてしまうことあると思います。
収入は、やりくり次第で幾らでもなります。共稼ぎ、住む場所を変える、食費・生活費を見直す、それでも何をやってもダメだったら、生活保護を受けることだってできるわけです。
生活を変えるためは、夫またはあなたの持っている常識、世間体を一旦捨ててください。生活レベルを一旦落としても、必ず復活できます。プライドがある方もいるかもしれません。プライドは、自分が勝手に思っているだけで、周りの人は誰も思っていませんし、感じていません。思い込みを捨てることが大事です。
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転職先が決まらないのに退職 転職先が決まらないのに退職してしまった・・・。焦りや不安を感じていたりしないでしょうか。そうなんですよね。以前、私も転職を早まったばかりに、仕事がなく困り果て ...
出社拒否も良い方法です。携帯に電話がかかってくるようであれば、電源OFF。修理中ってことにしましょう。出社しなかった場合、懲戒解雇も想定されます。ただ、懲戒解雇くらい何でもありません。再就職・転職に不利になると思うかもしれませんが、懲戒解雇くらいで採用を渋る会社は、こちらからお断りしましょう。
採用担当者はバカばかりじゃありません。あなたの夫の現状と経緯を知って味方になってくれる会社は幾らでもあります!生きていれば、復活のチャンスは、いつでも用意されているものです。
転職に協力する
職場環境を変えられるなら、旦那さんに転職も勧めてみてください。転職することで、生活リズム、仕事のボリューム、人間関係の全てがリセットされます。一時でも収入が途絶えるのが、どうしても心配なら、働きながら転職活動をしましょう。40代、50代、60代でも、自分に制限を設けなければ、いくらでもあります。
もちろん、転職が初めての方は、壁を感じるかもしれません。ただ、大した問題ではないです。正社員で長年一筋でやってきた方は、特に、プライドが邪魔してしまうのではないでしょうか。特に、社会的な地位を持っていたり、大手企業に勤めていたり、周りから羨ましがれれるような仕事であったり・・・。
プライドは捨てさせましょう。プライドより大事なのは、本人が何に生きがいを感じているかです。生きがいを見失うと、自分を大切にできなくなってきます。物事の判断が狭くなるんです。プライドは、時に自分の邪魔をします。自分を見失っていることすら、気づきません。
僕は何度も転職活動してます。ただ、転職するたびに、会社依存から離れていきました。僕は、派遣の仕事を通じて、大きなステップを掴みました。大企業にいた正社員の時代より、ずっと働きやすいです。会社に縛られない生き方を理解できるようになったことが大きいです。
サラリーマンという働き方は、私にとって副業です。出社もゆったりですし、自分で生活スタイルはコントロールできます。収入の柱は、1本である必要はありません。2本、3本と増やせる環境にするためには、失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてください。
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生きている限り、失敗は沢山できます。恐らく、旦那さんは、まじめな方なのでしょう。明日の会社しか見えない世界は、そろそろ卒業する時期です。良いチャンスが来たと思って、次の職場探しに全力を傾けませんか?
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