調理師になってから手荒れがひどくなると、仕事どころではなくなりますよね。また、自分の痛みもそうですが、特に食べ物を扱う製造業の場合は、傷ついた手で触るのも衛生面も困りますよね。
そんな、手荒れの原因として多いのは、洗剤です。業務用の洗剤は、お皿などの油もキレイに落としますが、肌の皮脂も一緒に流してしまうんです。また、界面活性剤は、石けんと違い、肌への浸透率も高いため、蓄積されていくこともあるんです。
特に、手の甲や指は目立って湿疹のようなものが出来るようになると、痒みや痛みが出てきて大変ですよね。
手荒れを防ぐ対策
手荒れを防ぐためには、一般的に以下の方法があります。
1.洗剤を変える。
2.手袋をする。
3.手荒れ用クリームを塗る。
4.職場を変える。
洗剤を変える
業務用でも手荒れになりにくい洗剤もあります。例えば、界面活性剤の少ない中性洗剤などです。例えば、以下があります。
・花王 モアコンパクト
・SARAYA ヤシノミ洗剤
・イーグルスター プリーム
・ティーポール ブルーナチュラル
などがあります。
もし、可能であれば、洗剤を会社に提案してみる方法もあります。ただ、会社によっては、既に使用している実績のある洗剤を変更するとなると、簡単に変えてもらえない可能性もゼロではありません。その場合は、他の方法を考えましょう。
手袋をして手を保護する。
手を保護する意味で、やはり手袋は大きな働きをしてくれます。なんといっても、洗う時に手に直接、洗剤を触れなくて良いからです。せめて、洗剤と触れないようにする時だけでも手袋で保護できるようにしたいですよね。
ただ、調理中に洗い物をする必要がある場合は、いちいち手袋をはめている時間がないこともあるかもしれません。その場合は、役割分担を変えてもらうか、時間をずらすなどして対応したいところです。
ただ、食品加工の工場などと違って、全て手袋をしての作業が中心であれば良いですが、そのような職場でない場合は、他の工夫も必要になるでしょう。
保湿クリームを塗る
保湿クリームは、手荒れ対策として人気があります。ただ、保湿クリームが果たすのは、基本的に手を保湿する役割だけです。荒れた手を修復するものではないため、どこかで肌を治療回復しなければなりません。
特に、界面活性剤の含まれた洗剤は、保湿成分や手の皮脂も一緒に流してしまいます。なので、毎日仕事で洗剤に触れている場合は、効果は半減してしまうんです。
ですので、その場合は、肌を洗剤から保護する機能のスキンプロテクトクリームを使うのも1つの方法です。(仕事で使う場合は、3~4時間に1回塗る必要があります。)ただ、調理するケースの場合は、要確認です。
>>スキンプロテクトクリームはコレです。
調理師からの転職する
調理師はどうしても現場での作業が中心となるため、手荒れからなかなか逃れることができません。ステロイドを使うまでになってしまうと、続けられるのも時間の問題になってきます。
ですので、どうしても自分の好きな道だとしたら、他にも手荒れを避ける仕事を探していきましょう。恐らく、今まで仕事をしていて楽しかったこと、熱中できたことがあるはずです。それを次の職場探しに活かすこともできます。
例えば、パティシエからウェブデザイナーに転身した方もいます。その方は、デコレーションや飾りつけ、自分の中でイメージしたりすることが好きなので、それを活かす道としてデザイナーの道が合っていたんです。
人それぞれ、自分が得意な分野や向いているものがあるはずです。なので、転職を考える場合は、過去を振り返って、こんな仕事が得意だった、楽しかったというものを洗い出していきましょう。
もちろん、相談だけでも大丈夫なので、自分が進むことの出来る仕事先の情報だけでも入手しておくと、いざとなった時に安心ですよ。
体を大事にするために・・
調理師にしても、栄養士にしても働く上で大事なのは、体です。体は、気持ちと違って、我慢にも限界があるんです。悪化してしまうと、元に戻らない、戻ったとしても、引きずることだってあります。
後で後悔しても、時すでに遅しってこともありますよね。仕事は体が資本です。なので、手に負担がない仕事を探すことも検討しましょう。
最後に、調理師になって手荒れが酷くって、転職したい!っていう人が多く利用しているのが、以下の転職支援サービスです。