上司が近くにいるだけで、動悸がする・・。正直、毎日がゆううつなんてことはないでしょうか。
動悸は強い不安や緊張を強いられるときになります。これをストレスといったりしますが、実は、この状態が続くと、自律神経が乱れてくるので注意が必要です。
自律神経は、呼吸器、消化器、循環器など体全体のバランスをとるために働く神経のため、これが崩れると、動悸だけではなく、便秘・下痢、神経性胃炎、過敏性腸症候群、メニエール病、過呼吸症候群などにかかるリスクが高くなるんです。
ただ、これだけではありません。これ以上に、気を付けなければならないのは、睡眠不足を引き起こすということです。実は、この睡眠不足が原因でうつになる人が増えているんです。
書籍「睡眠の真実: 睡眠が脳を強化し、健康な身体を作る」から以下を抜粋します。
不眠とうつには深い関係があります。不眠・睡眠障害は、意欲の低下などと並んでうつ病の必発症状のひとつと言われています。むろん、不眠の症状があるからといってうつ病とは限りません。しかし、不眠が2週間以上続くとうつ病の可能性が高いというのが精神医学分野の常識となっています。不眠はうつ病発症のサインでもあるのです。
出典元:「睡眠の真実: 睡眠が脳を強化し、健康な身体を作る」春日五郎 著
ここでのポイントは、不眠が2週間続いているかどうかです。もし、続いているようであれば、早急に職場環境を変えた方が良いでしょう。20代なら、書類選考なしで転職もできますしね。
動悸を甘くみないこと
動悸は、体に現れる症状です。ただ、これは気持ちの問題や精神論で片づけられるような簡単な問題ではありません。
ちょっとした最初の症状が、次第に自律神経失調症を引き起こし、睡眠不足を引き起こし、うつ病を発症するという流れになってしまう可能性があるからです。
実は、うつ病で一番怖いのが自殺です。毎年3万人以上が亡くなっています。毎年ですよ・・。その中でもうつ病が原因とされるものが、40%あります。交通事故の死亡者数が5000人程ですから、6倍近いですよね。いかに多くの方が命を落とされていかわかりますよね。
出典元:厚生労働省 政策レポート
上司の声を聞く前に、自分の体の声を聞いて上げてください、自分を無視しちゃダメです。また、最近では、特に若者の自殺が増えていることが深刻な問題になっています。以下、読売新聞サイトの記事を抜粋します。
若者の死因、自殺が1位…「死にたい」「消えたい」SNSに氾濫
自殺者の総数が減り続ける中、自殺する若者がなかなか減らない。若年層の死因のトップが自殺なのは、主要先進国で日本だけだ。~略~職場での頑張りを上司に評価されず、「仕事ができない」と言われ続けた。いつしか自暴自棄になり、手首を刃物で傷つける自傷行為を重ねたり、夜に眠れなくて睡眠薬や酒を多く飲んだりした。「ツイッターは自分のはけ口として使っている感じ。他の人に共感されると気持ちが楽になる」
日本は、先進主要国の中でも若者の自殺が一番多い国です。信じがたいかもしれませんが、それが事実です。
毎日、職場と自宅の往復しかしていないと、情報が限られませんか?周りが見えなくなっていませんか?上司しかみえなくなっていませんか?
>>転職相談するだけでも、周りが見えてきます。
動悸が続くことは、大きな負荷、ストレスがかかっている状態です。上司のそばで仕事は避けるべきでしょう。ここからは、動悸が続く場合の対策をご紹介します。
部署を変えてもらう。スキルを磨いておく。
今の上司がいない状況を作るためには、1つは部署を変えてもらう方法があります。
ただ、相談先は上司になる場合は、上司にストレートに伝えるわけにはいきませんよね。素直い伝えたら「バカヤロー」と怒鳴られそうです。
なので、異動したい理由を作ります。他の部署でやりたい仕事などを見つけるなど都合をつけて異動するんです。もし、スキルが足りなければ、自分で時間を作って資格取得やスクールに通うことで磨くことはできます。
ただ、異動後、また今いる部署に戻ったり、異動先に上司も一緒に異動してきたなんて、可能性はゼロと言い切れない点は、デメリットになるかもしれません。
働き方を変える
今の仕事は、一旦離れましょう。働き方を変えていくのも1つの方法です。
それが派遣社員や業務委託社員として仕事をする方法です。このメリットは、人間関係のストレスがぐっと減る点です。派遣先に常駐する場合、顧客となる上司はいますが、自分の会社の上司ではありません。
なので、人間関係でもつれた時には、他の職場に移ることは難しいことはありません。(派遣会社によりますが。)また、業務委託の場合は、更に人間関係のストレスは、減ります。なぜなら、顧客である上司から直接の指示を受けることはないからです。常駐先でもほぼ独立型として仕事ができます。
もちろん、実際には、顧客からの要望を聞くことはありますが、正社員のような上司部下といった関係はないので安心です。私も過去は、派遣会社から業務委託社員として常駐した経験があります。
人間関係が面倒な私にとっては、とてもやり易い働き方でした。飲み会やイベントなどは、全く参加してません。もちろん、周りの社員も業務委託と認識しているので、いたって普通に仕事できます。また、出勤時間もある程度、自分でコントロールできますよ。
ただ、派遣・業務委託といっても、全てが今お伝えしたような仕事ばかりとは限りません。ですので、仕事を紹介してくれるエージェント選びも大切なんです。もし、今まで良い案件に当たったことがない場合は、ここで相談しましょう。
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派遣社員となった場合で、気になるのは、給料ではないでしょうか。ただ、最近では、契約社員は法改正によって、賃金が正社員と同一にする方向で動いてきてますよね。今は少ないですが、今後は、派遣も正社員も賃金差はなくなっていく傾向にあります。
「無期転換」は契約・パート社員に朗報か
2018年4月から、有期契約者の無期転換申し込み権が発生します。労働契約法の改正により、「有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときに、労働者の申し込みによって無期労働契約に転換されるルール」が本格化するのです。~略~一方、クレジットカード会社のクレディセゾンは、アルバイトを除く非正規従業員約2200人を、全員正社員化しました。家具小売のイケアジャパンも、既に正社員・非正社員の雇用区分を廃止し、いわゆる「同一労働同一賃金」を実現しています。
引用元:PRESIDENT Online
職場の環境を変える
これは、派遣社員としてではなく、正社員として職場を変える方法です。正社員としてのメリットは、やはりまだ全体的に派遣社員より給料が高い傾向があること、定年まで勤めあげることができるという点ですよね。
デメリットは、転職前に企業の情報や内部事情を聞いておかないと、転職先がブラック企業だったなんてことになりかねません。ですので、過去に人間関係で原因で辞めたことがある方も自分で検索して応募する転職活動は注意が必要です。
ブラック企業は、辞めていく人が多いため、しょっちゅう求人募集しているので、分かりやすいです。ただ、中には、辞めずらい環境の中で仕事をさせられている会社もあります。
ですので、変な会社に転職しないためにも、転職エージェントに相談しておいた方がリスクが減ります。また、優良企業とパイプをもっているエージェント会社とコンタクトをとっておくと、上手に転職先を見つけることができます。
>>優良企業とのパイプをもっているエージェント