共稼ぎ時代
共稼ぎ時代。今の主流ですね。
平成12年頃を境に、専業主婦より共稼ぎの家庭が多くなってますよね。13年以降は、その差が開く一方です。これは何を意味するか?というと、仕事のスタイルが徐々に変化してきているってことです。
以下は、厚生労働省が調査した専業主婦世帯と共働き世帯の推移のグラフです。
引用元:厚生労働省
これを見ても分る通り、確実に女性の社会進出によって、男性の役割と女性の役割の境目がなくなりつつあります。
つまり、男性も子育てや家事などを任される家庭が増えてきているんです。イクメンという言葉は、今や珍しくなくなってきてます。男性が積極的に子供の世話をみる時代なんです。
保育園や幼稚園の迎えの時間は、17時~19時頃ですから、男性といえども、会社の仕事を早く切り上げて迎えにいかないと間に合いませんよね。
ひと昔前は、女性が家にいて子育てをすることが当たり前の時代でした。ただ、今は共稼ぎの時代です。最近では、女性も最近は働き手として進出し、男性が家の家事や子供の世話をするというスタイルも増えてきています。
雑誌 東洋経済でも最近の夫婦の生活スタイルの変化に触れてます。最近では、女性が働き、男性が専業主夫になる志向が増えてきていることのようです。
若い男性の約3割は「専業主夫」指向だ
「専業主夫」は11万人もいるのですか。11万人は年金の第3号被保険者の数で、「妻の扶養に入っている」男性数。
~略~
若い人にアンケートを取ると、2~3割は専業主夫になりたい、あるいは女性が養ってくれるならそれでもいいとの答えがある。結構、若い人も男女の性別役割分担に疲れているようだ。家庭の大黒柱として一家を背負わされ、さらにイクメン、よきパパであるべしというプレッシャーもある。昔だったら、帰宅したら飯、風呂、寝るで済んだのに、家庭人としての役割も多い。
引用元:東洋経済
とはいえ、女性の場合は、在宅勤務であったり、時短など会社によっては優遇してくれる会社が多くありますが、男性の場合は、まだ少ないです。
そういった中、やはり男性が子供の迎えや子育てをする役割となった場合は、定時に帰れる仕事を探す必要があります。
定時で帰れる仕事とは?
定時で帰る仕事。
一つは、会社の仕事の業種・内容・正社員・派遣という視点からみる方法があります。(ただ、実際には部署毎によって異なるケースもあります。)
その中でも、傾向としては、
・会社または部署が積極的に早く帰る雰囲気
・仕事を習熟している人の多い会社
・品質管理
・定型業務に近い仕事
・繁忙期、閑散期がはっきりしている仕事
・外資系の会社
などは、定時上がりで帰れる会社が多いです。
ですので、会社ベースで探す場合は、ワークライフバランスを重視している企業、業務の流れが確立している仕事、プライベート時間の確保を積極的にアピールしているような職場を選びましょう。この後で、探し方をご紹介します。
絶対に外したい会社
逆に、絶対に外したいのは、会社もあります。例えば、残業を美徳としている会社ですね。このような会社は、自分も周囲の人も巻き込むような雰囲気があります。こういった会社は、仕事に対するメリハリがないため、サービス残業がマンネリ化している可能性があります。
他にも、こんな会社は外したい・・・。
・生活残業で稼いでいる人が多い会社
・上司へ自己PRとして残業しているケース。
・仕事に慣れていない人が多い会社。
・部署異動の多い会社
・サービス残業の多い会社
・儲かっていない会社
・ワークライフバランスの意識がない会社
・少人数でギリギリの会社
・ワンマン体制の会社
ここからは、定時で帰れる仕事の探し方をご紹介していきます。
定時で帰れる仕事の探し方
定時で帰れる仕事は、会社だけではなく、上司の理解も必要です。仕事のアウトプットを軸に考える上司の場合は、非常に仕事がしやすいです。そのため、結果をしっかり出していれば、後は比較的自由に自分でコントロールできます。
ですので、早く帰るのであれば、そのような職場を探すことも一つの方法です。では、どのように探すか?ですが、3つ方法があります。
派遣社員になる
1つが、特定派遣として会社に入り、実際に勤めている人達の声を聞くことです。派遣社員になると、やはりどの会社のどの部署で残業がどれ位なのか確実に分かります。月に1度は、勤務時間表などを提出するため、現場での勤務状況はどの会社でも把握しています。
なので、定時に帰れるかどうかは、総務部や経理部などを通じて確認しましょう。派遣先に配属される場合でも、早く帰れる仕事に厳選してもらえば、応えてくれるます。もちろん、派遣会社に転職する前までには、定時上がりで帰れる案件業務があるかどうかは確認しておきたいところです。
業務委託社員として常駐する
特定派遣会社の中には、派遣として仕事をする場合もあれば、業務委託社員として顧客会社に常駐して仕事をする場合があります。
業務委託のメリットは、仕事は全て任されているという点です。常駐先では、あくまで席を確保してもらっている形になるため、仕事が終われば基本的にすぐに帰ることができます。ですので、派遣社員よりも業務委託社員の方が自由度が高い仕事だといえそうです。
業務委託社員として仕事をするには
・派遣会社から業務委託社員として派遣される場合
・フリーランスとして会社に常駐する場合
の2つがあります。
働き方は違いますが、仕事の進め方やペースが自分で掴めるようになれば、派遣社員よりぐっと自由度のきく働き方ができます。
正社員の仕事で探す
正社員として仕事を探す場合は、転職エージェントを使う方が早いです。もちろん、派遣社員や業務委託といった部署単位での勤務状況を把握することは難しいですが、転職エージェントの場合は、会社単位で早く帰れそうな会社を知ることができます。
会社単位なので、社内の雰囲気やワークライフバランスに力を入れている会社、業種・業態・定常業務など早く帰れる会社など聞くことができます。この場合のメリットは、会社全体でみているため、部署異動などによって急に残業しなければならなくなったということがない点です。
また、正社員として入社すれば、生活費も安定して入ってくるため、働きやすいでしょう。ただ、このような会社では、給料面は必ずしも高いとは言えないケースもあるため、ここは天秤にかけてどうするか決めましょう。
僕の知り合いの場合は、共稼ぎで奥様の方が稼いでいるため、自分は、子育てや家事を任されているため、定時に帰れることを重視していました。ですので、給料より仕事面の条件の方が優先度が高いんです。
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まとめ
定時で帰れる仕事を探す場合は、
1.内部事情の詳しい情報を知ることができる環境で仕事をする。
⇒派遣社員、業務委託業務
2.会社単位で情報を持っているエージェントに相談する。
⇒正社員
上記の方法を取り入れていくと、ポイントを絞って効率的に仕事を探すことができます。おすすめは、業務委託として仕事をする方法が一番、都合が良いです。
派遣社員や正社員の場合は、どうしても仕事以外の付き合いがあったりします。会社によっては飲み会があったり、リクリエーションがあったりします。人間関係の親密度を上げるためのツールとしては良いのかもしれませんが、それが足かせになってしまう場合もあります。
ですので、指示系統である上司が常駐先にはいない業務委託というスタイルはおすすめです。また、業務委託の場合は、給料面でも低いことはほとんどありません。最近では、自分のスキルを磨いて独立し、フリーランス(業務委託)として仕事をする人が増えてきています。
独立の場合は、取引先と契約するため、給料も3倍くらい高くなります。もちろん、社会保険等の支払いや手続きは自分でおこなう必要がありますが、給料面と自由度を兼ね合わせた働き方として注目されてきています。ちなみに、アメリカではフリーランスは、一般的な働き方なんですよ。