週休1日の休みって他の会社はどうなの?
1週間に1度の休み。こんな会社生活を続けていると、それが当たり前だと思ってしまう人もいます。もちろん、会社で就業規則に書かれていると、そう簡単に変えることはできませんので、どこかでキツさが辛さがやってきます。
これを放置しておくと、今後、ずっと辛い思いをして、過ごさなければならなくなります。将来を考える上でも、転職は考えていくべきでしょう。
週休1日の1年間当たりの休日日数は?
週休1日の場合の年間休日日数は、単純に計算すると、52日程度です。週休二日制の場合は、124日程度なので、全く休みが少ないことがわかります。さそがに、この日数で働くとなると、休まった気がしない、疲れが毎日溜まるといったことが起こっても不思議ではありません。
キツイなら、体が受け付けていない可能性も十分ありますよね。無理する必要はありません。
週休1日は違法か?
週休1日の会社は、違法なのかというと、そうとも言い切れません。労働基準法では、以下のように規定されています。
労働基準法 第35条
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない。前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない
つまり、1週間に1日の休日を与えていれば、違法にはならないのです。ですので、会社に改善を依頼しても、変わらないもしくは、一時的に要望は叶えられたとしても、また現状に戻る可能性があっても不思議ではありません。
会社には、その会社の風土のようなものがあるので、週休一日が普通の会社は、世の中の一般的な会社とは意識や考え方も違うものです。
週休1日で1日8時間働いた場合の年間休日日数は?
週休1日で1日8時間働いた場合、1週そのまま働くと法定労働時間である40時間を超えてしまいます。ですので、通常は、他に休みを取得するのが一般的です。それでも、年間休日は、105日程度。
完全週休二日制の124日と比較しても、少ないことには変わりありません。また、有給休暇が取得しやすい会社であれば、まだ良いですが、そもそも、週休一日制を取り入れている会社の場合、有休休暇の取得率もそれほど高くないかもしれませんよね。
週休1日の仕事は少数派
週休1日の会社は、日本全体から見ても、少数派です。以下は、厚生労働省が公表している週休の割合を示した円グラフです。週休1日は、太い網掛けの部分です。
これをみても、週休一日制を採用している企業は、全体の9%程度しかありません。残りの87.9%は、何等かしらの形で、週休2日制を採用していることがわかります。なので、週休一日の会社で働くことは、全体からみても少数派だと分かります。
もちろん、休みの取り方は、会社によって様々です。ただ、週休二日制を取り入れている会社が圧倒的に多いことからも、休みは、2日あってしかるべきと考える企業がほとんどだということです。
年間休日日数の少ない会社はキツイ
年間休日日数が少ない会社は、全体からみると、珍しい会社です。休日が少ないことから、疲れも抜けきらないキツイ環境でしょう。
通常、週休二日制の会社に勤めていて、土曜日または日曜日に出勤するケースの多くは、どうしてもその週で仕事が終わらなかったり、何かしら対応しなけれ場ならない時に出勤するのがほとんどです。臨時的な場合だけです。
それが、年間を通じて、休みが週1日しかないと、臨時が毎週続くような環境です。それでは、仕事の疲れが取れず、精神的に辛くなる。それが仕事へのモチベーションを下げてしまうこともあるでしょう。
何かとストレスを溜めこみやすい働き方が、週休一日制です。
週休1日の会社がキツイなら、休みのとれる職場へ
週休1日の職場は、珍しいです。多くの会社は、週休二日制を導入しています。ですので、キツイと感じたなら、もっと休みの取れる会社に転職しましょう。
休日数は、耐えても変えられない
休日が少ない会社で働き続けて、頑張るのも一つです。ただ、どんなに頑張って耐えたとしても、休日数が減ることはありません。また、出勤することに頑張りを感じていたとしても、会社で、評価されなければ意味がありません。
また、休日は、ストレス発散として使う人が多いですが、週一日の休みだと、次の日はすぐに会社です。翌日のことを考えると、あまり遠出したり、明日のことを考えずにゆったりと過ごす時間をつくることも難しいでしょう。
ストレス発散できないことがストレスにもなり兼ねない休みの取り方といってもいいかもしれません。
職場を変えて休みを増やすのは簡単
働きやすい職場で仕事をするのと、休みの少ない働きにくい職場で仕事をするのでは、精神面でも全く違います。
職場を変えれば、全く今までと違った生活が待っています。ゆっくり休むことができます。休むことで、気持ち的にも充電期間ができます。転職するのであれば、出来る限り早いタイミングが良いでしょう。辛い状況を我慢しても何の足しにもなりません。
就業形態が合わないために、転職する人は珍しくありません。転職先を探すにしても、多くの企業は週休一日制の会社以外の方が圧倒的に多いです。なので、今の会社より良い条件で転職できる可能性が十分あります。
転職によって、休みが増えれば、仕事にもリズムが生まれます。働きやすさが増せば、充実感だって得ることができるでしょう。
転職は、簡単にはできない、難しいと思っている人もいますが、今は、転職活動をして、条件のよい企業へ変えている人も珍しくありません。自分は転職は無理と思っていても、意外に見つかるものです。
週休二日制の会社が今は主流なので、転職することで、もっと働きやすい職場に変えることは高望みでもないですし、普通のことです。
まずは、転職活動を始めてみてください。きっと、少しずつ新しい発見が見えてくるはずです。
選ぶなら完全週休二日制の会社
転職するなら、週休二日制ではなく、完全週休二日制の会社を探していきましょう。半数以上の企業が採用しているのが、完全週休二日制です。
完全週休二日制であれば、1週間に必ず、2日間の休みが入ります。
毎週なので、しっかり予定を立てることができますよね。休みが2日間になると、例えば、土曜日に日帰り旅行でリラックスしにいっても、翌日は自宅でのんびり過ごすこともできます。
翌日が休みというのは、精神面でもいいものです。明日の会社のことなどを考える必要もないですし・・。転職先の企業を探すなら、完全週休二日制を中心に探してみてはいかがでしょうか。
転職活動を始めよう
週休一日の会社なら、転職活動を始め完全週休二日制の会社を探しましょう。
多くの企業が採用しているはずなので、比較的見つかりやすいはずです。仕事を長く続けるためには、休みは必要です。特に、日本はそれでなくても、休暇日数の少ない国です。
海外では、1ヶ月程度の休みが一般的です。週休一日は、世界的にみても、働きすぎといってもいいでしょう。
ゆっくり過ごす日が1日増えただけで、プライベートだけでなく、家族と過ごす時間だって増えますよね。
転職活動は、今の会社の条件と比較する意味でも、より良い職場を探すようにしたいところです。ですので、自分で探すだけでなく、転職エージェントも活用すると、希望の条件の仕事が早くみつかります。
ここからは、その転職活動する上で欠かせない人気の転職エージェントをご紹介します。