人数の少ない職場を辞めたい
人数の少ない職場を辞めたい!、でも、人手不足で引き継ぐ人がいないから辞められない。。そう思う人もいるかもしれません。私もかつて、正社員として、従業員1万人の会社から10人未満の小さな職場に転職した経験があります。少人数なので、辞めようにも辞められない・・。会社の事を考えてしまうんですよね。ただ、少人数の職場って、以下のような感じでした。
・休む場所もない
・部屋がマンションの1室。
・残業が多い。
・土日どちらか出勤の日もあり。
・電話番をしながら仕事。
・出張が多い。
・突然のトラブル出張。
・心から話せる人がいない。
・失敗を引きずりやすい。
・体調を崩しすくなった。
・周りの人間もすぐ辞める。
・出張時の領収書が膨大。
・事務処理が大変。
etc・・・
周りの人達は、社長に従順というか、忠誠心が高い人ばかりでした。ただ、何せ少人数で人でが足りません。仕事に慣れはあっても、一人一人が精一杯。引継ぎしようにも誰もいないため、なかなか辞められない雰囲気になっていました。まさに、自分がいないと仕事が回らない。そんな職場で、毎日あくせくと働くことにも限界を感じ始めていました・・。
人手不足で後任もいない。退職を引き止められる
一度、退職しようと、上司に話をしました。ただ、結果は、NG。今は、仕事の過渡期。もちろん、求人募集もかけている。ただ、人が集まらない以上、後任者も付けなければ引継ぎもできないというのが、その理由でした。
確かに、皆忙しいなか、精一杯働いているし、長年勤めてきたこともあって、退職することは、会社にも迷惑をかけてしまう・・・。
上司の意見も確かにあると思い、言葉を詰まらせてしまいました。結局、退職を引き止められてしまいましたね。
人手不足で退職ができない
その後も仕事は、益々増える一方。しかも、求人が集まらないという状況は続いていきました。数ヶ月経っても、仲間が増える様子もない・・。しかも、仕事を割り振ったとしても、引継ぎ出来るほどの余裕もないほど、仕事は忙しくなってきました。
少人数の会社は、どうしても限られた人間関係の中で仕事をしなければなりませんよね。職場の良し悪しは、別として、少人数だと、人手不足問題はかなりの頻度でおこります。例えば、就業規則なんかも、問合せが多くて昼食どころではありません。誰か代わりになる人がいないと、現場は回らないんです。職場=自分のプライベートのような愛着精神がないと続けることは厳しいと感じました。
特に、小さい少人数の職場は、仕事に対する結束の気持ちがないと、続けていくことは難しいと感じました。ただ、自分を押さえ続ける人生は、何も生まれないと思います。何よりも、仕事が苦痛になると、楽しさも減っていくんですよね。大企業では、部署を隔てて、友人なんかは作りやすいですが、少人数はコレができません。話す相手も選びようがありません。
僕は、そんなこともあり、その後、転職する際は、会社選びや仕事のスタイルを重視するようになりました。なので、今は昔のようなストレスや大変さは感じてません。過去の思いでです。ただ、仕事の充実は、そんな過去の苦い経験の中から生まれてくるものです。
でも、その少人数の職場の社長さんとは、毎年、年賀状もやりとりしている程です。会社は退職しましたが、個人的には尊敬しています。ただ、仕事面で考えると大事なのは、自分の人生です。自分を活かす場所を見つけてこそ、恩返しであり、自分の価値を高めることにつながると思ってます。
ここからは、僕がどのように人数の少ない職場を辞め、何を準備したのか?次の転職で失敗しないためのコツも一緒にご紹介したいと思います。特に、小さな会社は、社長の権限が強いです。社長が指示を出したら、それで決まるんですよね。だから、準備も、基本的には、キーマンとなる社長にどう伝えるかがポイントになっています。
1.人手不足でも退職したい。誰に伝えるべきか?
人数が少ないと、辞めるにあたって、当然相談できる方も少ないかと思います。
・辞めた場合、迷惑をかけるのではないか?
・悪い雰囲気で辞めざるを得なくなるのでは?
考えると、幾らでも出てきますよね。辞める人って、優しいというか、まず会社のことを第一に考えちゃう傾向があるんですよね。でも、ここは割り切りも大切です。前向きに取り組んでいく必要があります。
辞める時の流れ
2.辞めたい旨を正直に伝える。(退職日を伝える)
3.会社に退職届けを出す。
辞める時は、自分の意思を伝える必要がありますよね。誰に伝えるかですが、上司である必要はありません。なにせ小さな会社なので、直接社長です。決定権のある社長が一番話が早いです。
恐らく、社長からは、辞めないで欲しいと言われる場合もありますが、そこは、乗り切りましょう。(ここを乗り切るためには、やはり次の転職先またはコンサルと相談しておいた方が心の支えになります。)
会社に退職届けを最後に出します。(退職日の2週間前までに)これは、事務手続き的なものなので、会社は受け取ってくれるはずです。もし、受け取ってくれないようなケースがあった場合は、以下をご覧くださいね。
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退職願が突き返される場合って?【行動すべき3ポイントはコレ!】
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2.後任がいないと心が揺らぐ。でも、退職の意志を固める
退職する旨を社長に話しをした場合、恐らく、以下を言ってくるかもしれません。
・なぜ、辞めたいのか?
・何か問題でもあったのか?
・後任がいないんだよ。
・もう少しいてくれないか?ギリギリなんだ。
・改善すべき点は、会社として改善したい。
・給料をアップしたい。
当然、社長は会社を守る立場なので、会社が大事です。ですので、聞いてくるのは想定しておいた方が良いでしょう。とは言え、退職後に次の転職先や仕事が決まっていない状態で退職の話をするのは、かなり精神的にも苦しくなります。なぜなら、会社を本当に辞めてしまうと、給料だけでなく、社会保険(健康保険、厚生年金など)もなくなります。
生活が苦しくなるのは、目に見えて分っているわけです。そんな状況で伝えても、説得力がでません。自分の中で不安材料は消しておいた方がいいのです。なので、社長と直接話しをする時には、必ず次の転職先、仕事を見つけておくことが大事です。
3.辞める前に転職活動は始めておく
辞めてから決めるとうのは、返って自分に余裕がなくなってきます。つまり、選ぶ会社も雑になってきてしまうんです。なぜかというと、転職は、そう簡単に見つかるものではないからです。転職期間は平均3ヶ月~6ヶ月と言われています。ですので、就業中に必ず転職先の情報が入るようにしておきましょう。
辞めずらい職場を辞めるためには、しっかり相談にのってもらえるサポーターを付けるか付けないかで、結果は変わってきます。これが出来た人は、成功しています。
これが出来るか、出来ないかで、スケジュールや目標の立て方が変わってきます。
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就業中に転職活動をするメリット
・転職先の情報がリアルタイムで入ってくる。
求人情報は、日々更新されていますよね。1日、数百件単位で更新されています。もちろん、それらの求人情報の全てに目を通すのは難しいのではないでしょうか。ただ、そんな必要となる転職先の情報が入ってくると、本当にマッチした求人に出会える可能性も十分あるわけです。ですので、必要な情報はキャッチしておくといいですよね。
・スカウトメールが企業から届く。
スカウトメールは、企業側から届くメールです。リクナビNEXTに登録すると、職務経歴書をみた企業があなたにアプローチしてくるサービスが受けられます。時期やタイミングにもよりますが、知名度は高くなくても、後で調べると、優良企業からも結構きました。自分で探す以外にも、企業から探してもらえるものがあると、より幅広い転職活動ができますよ。>>リクナビNEXTはコチラ!
・書類、面接対策がしやすくなる。
応募する場合、書類選考や面接対策用に準備しますよね。これを働いている内にやっておくことで、万が一転職が長期化しても、焦る必要がなくなります。急に給料が途絶えることがないためです。つまり、自分にマッチした企業を探す時間、そして書類選考、面接対策の準備に余裕を持って対応することができるようになるんです。
・自分の条件に合った転職先を探すことができる。
今の少人数の企業から、転職先となる新天地において、希望する条件ってありますよね。給料、福利厚生、社員の人数、残業時間、仕事内容など・・。就業中であれば、何度でもチャレンジできるわけです。そして、自分の要望に一番近い企業も時間を掛ければ、探すことだってできます。つまり、次の職場で、より良い条件で働けることを意味するんです。
・すぐに転職できることで気持ちに余裕ができる。
転職活動は、受かることより、当然落ちる回数の方が多いです。そういった中で、1社でも内定がもらえると、自信もつき、転職活動にも余裕が出てきます。もちろん、仕事上でも、どこのタイミングで転職しようかと考える余裕も出てきますよね。つまり、気持ち的な余裕が持てるんです。退職も自信を持って伝えることができますよね。
転職活動の仕方
転職活動する方法は、大きく求人検索による方法と、転職エージェントの2種類があります。
求人情報の最新やスカウトメールなどを主に受信する場合は、求人検索タイプがおすすめです。それに対し、転職エージェントは何が便利かというと、求人そのものを探す必要がなくなる点です。通常、求人探しといった場合、自分で検索サービスに条件を入れて、絞り込んで・・・とやりますよね。
でも、転職エージェントサービスは、全てコンサルタントが代行でやってくれるのです。だから、自分がすべきことは、自分の過去の経験やスキル、そして、自分の働く条件を伝えるだけです。後は、勝手というか、コンサルタントが企業の採用担当者からの希望条件等を聞きながら、企業を紹介してくれます。
特に、忙しくて時間が取れない、一般求人検索で探した企業は、なかなか書類選考すら通過しないといった場合は、この転職エージェントに依頼してみましょう。恐らく、ずっと少ない回数で内定に近づくはずですよ。なぜらな、採用担当者と書類選考や面接前に、エージェントが交渉してくれるからです。
プロの段取り力は、使った方が便利です。エージェントでは、土曜日や19時以降などは営業しているので、1度相談しておくと便利です。もちろん、無料です。ここからは、その転職エージェントの中でも人気のものに厳選してご紹介します!